
画像提供:Amazfit(Zepp Health Corporation)
174km、獲得標高9,900m。トレイルランニングの世界最高峰と言われる「UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)」を、18時間16分29秒で走り切った選手がいます。
Amazfitのアンバサダー、ベン・ディマン(Ben Dhiman)選手。UTMB史上最速タイムで、19時間の壁を破った初めてのランナーになりました。
そして私が「おっ」と思ったのが、彼が手首に着けていたのが私も実機でレビューした2台だったこと。Amazfit Cheetah 2 Ultra と Amazfit Helio Strap です。この記事では、公式リリースの数字をもとに「何がすごかったのか」を整理しつつ、実際に使った私の感想も添えていきます。
この記事でわかること
✅ UTMB 2026で何が起きたのか(レース展開)
✅ 時計が記録した18時間16分の“中身”
✅ 相棒①Cheetah 2 Ultra はどんな時計か
✅ 相棒②Helio Strap の役割
✅ 優勝は当日だけで作られていない話
✅ まとめ
✅ あわせて読みたい関連レビュー
結論:「18時間16分」という結果より、そこに至る“記録の積み上げ”の話が面白い。
本番で使われたのはトレイル向けの Cheetah 2 Ultra(99,800円)と、24時間つけっぱなしで回復を測る Helio Strap(17,600円)。走る時の時計と休んでいる時のセンサー、役割が違う2台をセットで使っているのがポイントです。
UTMB 2026で何が起きたのか
UTMBはフランス・シャモニーを起点に、モンブラン山群をぐるりと一周するレース。距離174km・獲得標高9,900mという、数字を見るだけで気が遠くなるコースです。参加は約2,400人。
ディマン選手のレース展開が、なかなか面白いんです。
| 地点 | 2位との差 |
|---|---|
| 40km地点 | 先頭に立つ |
| 80km地点(クールマイユール) | 19分差 |
| 104km地点(グラン・コル・フェレ) | 22分差 |
| 127km地点(シャンペック・ラック) | 28分差 |
| 155km地点(ヴァロルシーヌ) | 30分以上 |
一気に突き放したのではなく、40km地点で先頭に出てから、100km以上かけて差を広げ続けている。ペースを守り切った人の勝ち方だな、と思います。
結果は18時間16分29秒。UTMB史上最速で、19時間を切った初のランナー、そしてこのタイトルを獲った2人目のアメリカ人男性になりました。
「このレースは私にとって特別な意味を持っています。ここで2回DNF(完走不能)を経験し、昨年は2位で終わったので、再びこの地に戻って自分が誇れるレースを作り上げたいと強く願っていました」
2回のDNFと、去年の2位。そこからの優勝と聞くと、タイムの見え方が少し変わってきます。
時計が記録した「18時間16分」の中身

画像提供:Amazfit(Zepp Health Corporation)
ここが個人的に一番気になったところ。
本人の時計に残った実データが公開されているんです。
| 走行距離 | 169.97km |
|---|---|
| 獲得標高 | 9,686m |
| トータルタイム | 18:16:41 |
| 平均ペース | 1kmあたり6分27秒 |
| 消費カロリー | 9,911kcal |
| 歩数 | 145,998歩 |
注目してほしいのが平均ペース6分27秒/km。
フラットな道でも「ジョグより少し速いくらい」のペースですが、これを
獲得標高9,686mの山道で18時間以上キープしているわけです。
数字にすると、とんでもなさが伝わってきます。
⚠️ 消費カロリー9,911kcalは、成人男性のおよそ4日分。
歩数145,998歩は、1日8,000歩の人の約18日分にあたります。
相棒①:Amazfit Cheetah 2 Ultra

画像提供:Amazfit(Zepp Health Corporation)
レース本番で使われたのがこの Cheetah 2 Ultra。Amazfitのトレイルランニング向けフラッグシップです。
| ボディ | チタン製 |
|---|---|
| GPS | デュアルバンド測位 |
| マップ | フルカラー地形図を内蔵 |
| バッテリー | トレイルランニングモードで最大33時間 |
| 価格 | 99,800円(税込) |
18時間走り続けるレースで、トレイルランニングモードのまま最後まで電池がもつというのは、地味ですが間違いなく決定的な必須条件です。途中で切れたらデータも道案内も消えますから。
💡 実機を使った私の印象
この時計は私も実機でレビューしています。GPSの測位精度は文句なしで、バッテリーも私の普段使いでフル充電から約1週間もちました。10万円を切る価格でチタン×サファイアという質感なので、山だけでなく普段使いやビジネスシーンでも浮きません。唯一気になったのは指紋が残りやすいところくらいです。
▶ 【動画】Amazfit Cheetah 2 Ultra の実機レビューを見る
相棒②:Amazfit Helio Strap

画像提供:Amazfit(Zepp Health Corporation)
もう1台が Helio Strap。こちらは画面のないバンド型のトラッカーで、時計とは役割がまったく違います。
| 計測 | リアルタイム心拍数 |
|---|---|
| 記録・管理 | 回復状態/心拍変動(HRV)/睡眠 |
| 受賞 | VGP 2026 SUMMER 受賞(その他ウェアラブルデバイス) |
| 価格 | 17,600円(税込) |
ポイントは「走っていない時間」を担当していること。UTMBのような長距離レースは、当日の走りだけでなくそこまでの数か月をどう回復させたかで結果が変わります。心拍変動や睡眠を毎日拾い続けるのは、画面のない軽いバンドの方が向いている、というわけです。
時計は走る時、ストラップは休む時。この2台1組の使い方が、今回のリリースで一番面白かった部分でした。
▶ 【動画】Amazfit Helio Strap の実機レビューを見る
優勝は「当日」だけで作られていない

画像提供:Amazfit(Zepp Health Corporation)
個人的に一番グッときたのがこのグラフ。3月から8月までの走行時間の積み上げです。
3月は週8時間ほどから始まって、5月〜6月にかけて週24時間前後まで積み上がっているのが見て取れます。
そして所々にストンと落ちている週がある。
休む週をちゃんと作りながら、山を作って本番に合わせているわけです。
本人もこう語っています。
「トレーニング中からレース当日まで、Amazfitがずっとそばにいてくれたことが、この経験を特別なものにしてくれました」
ウェアラブルの本当の価値って、たぶんこの「毎日ためたデータが半年後の結果になる」ところなんですよね。
1日単位で見ると地味なんですが、半年分並べるとちゃんと物語になっている。
Amazfitがいま本気な理由

画像提供:Amazfit(Zepp Health Corporation)
「安くて多機能なスマートウォッチ」というイメージが強いAmazfitですが、
ここ最近は競技の現場側からの評価を明らかに取りにきています。
- フィットネスレース HYROX のグローバルスポンサー(30カ国以上・77大会、累計55万人以上が参加)
- ロッド・ファーバード選手:トレイル100アンドラ優勝(105km/13時間32分35秒)
- ルース・クロフト選手:タラウェラ・ウルトラトレイル、マクシレースで優勝
- マルティナ・ヴァルマッソイ選手:トレイル100アンドラ、モンテ・ローザ・ヴァルザーヴェーク100Kで女子総合1位
UTMB期間中の8月24日〜29日には、シャモニー現地に「Amazfit HUB」というメディア・業界向けのスペースまで構えていたそうです。ここまでやるのか、という本気度。
📖 合わせて読みたい:HYROX公認モデルのレビューはこちら → 【HYROX公認】Amazfit Balance 3 を発売日にレビュー|体の“充電残量”が見える時計
まとめ|数字より「積み上げ」の話だった
今回のリリースは「アンバサダーが優勝しました」という話ですが、
中身を読むとウェアラブルの使い方そのものの提案になっていました。
- 走る時間は Cheetah 2 Ultra(99,800円):地形図・デュアルバンドGPS・33時間バッテリー
- 休む時間は Helio Strap(17,600円):心拍・HRV・睡眠を24時間
- その積み上げが、18時間16分29秒という史上最速タイムにつながった
もちろん同じ時計を買っても18時間で174km走れるわけではありません(私も無理ですw)。
ただ、「走った日」と「休んだ日」を両方記録して、半年後に見返すという使い方は、
市民ランナーでもそのまま真似できるところだと思います。
Cheetah 2 Ultra も Helio Strap も、私が実機で使ってレビュー動画を出している2台です。
気になった方は動画の方もどうぞ。
あわせて読みたい|Amazfit・ランニングウォッチ関連レビュー
📚 関連レビュー
※本記事は Zepp Health Corporation/Amazfit広報事務局(共同ピーアール)のプレスリリースをもとに構成しています。画像はすべて同社提供素材です。リリース原文はこちら。
※記載の価格・仕様はリリース時点のものです。バッテリー駆動時間は使用モードや条件により変動します。
※本記事はAmazonアソシエイト・プログラムを利用しています。





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