おはようございます、ガッキーです。
2026年8月14日(金)。昨夜の21時、360度カメラの勢力図をひっくり返しにくる一台が中国で発表されました。1本目は、DJIの新型360度カメラ「DJI Osmo 360 II」。8K/60fpsのネイティブ撮影に、初代でいちばん要望が多かった「レンズを自分で交換できる」構造まで積んできました。2本目は、今日そのまま発売されるASUSの34型ゲーミングモニター「ROG Swift OLED PG34WCDN」。RGB OLEDパネルを載せたゲーミングモニターとしては世界初※をうたう一台で、市場想定価格は23万2,920円前後です。そして3本目は、サンワサプライが一昨日発売した4,000円切りのANCイヤホン「400-BTTWS8」。ノイキャン+外音取り込み+マルチポイントで3,980円という、実用ラインの価格破壊です。今日の一推しは1本目のDJI Osmo 360 II。日本ではまだ買えませんが、昨日紹介したInsta360 X6を買おうとしている人にこそ、一度見てほしい内容だからです。
1. DJI Osmo 360 II:8K/60fpsと「自分で替えられるレンズ」を積んで中国で発表
1本目は、今日の一推しです。DJIが8月13日20時(日本時間21時)、360度カメラの新型「DJI Osmo 360 II」を中国で正式発表し、同国で販売を開始しました。初代Osmo 360からの変更点は大きく2つあります。ひとつは画質で、1/1.1型スクエアCMOSセンサーを組み合わせ、360度で最大8K/60fpsのネイティブ撮影に対応。ダイナミックレンジは初代の13.5ストップから14.5ストップへ1段ぶん拡大し、10bit記録とD-Log Mにも対応します。もうひとつが交換式レンズで、初代はレンズに傷が入るとメーカー送りだったところを、ユーザー自身で交換できる構造になりました。360度カメラは構造上どうしてもレンズが出っ張るので、ここは初代ユーザーからいちばん要望が多かった部分です。価格は中国で3,299元から、台湾では標準セットがNT$15,900、上位セットがNT$19,490。日本での価格・発売時期は、この記事の執筆時点では発表されていません。
主なスペック:
- 製品名:DJI Osmo 360 II
- 発表・中国発売:2026年8月13日(現地20時/日本時間21時)
- 価格:中国 3,299元〜/台湾 標準セット NT$15,900、上位セット NT$19,490
- センサー:1/1.1型スクエアCMOS
- 動画:360度で最大8K/60fps(ネイティブ)。8K/120fpsのスローモーション、AI補間で最大8K/480fps相当まで対応
- 階調:10bit記録、D-Log M対応。ダイナミックレンジ14.5ストップ(初代は13.5ストップ)
- 静止画:約1.2億画素のRAW+HDR撮影
- タイムラプス:16Kパノラマタイムラプス
- レンズ:ユーザー自身で交換できる交換式レンズを採用
- ストレージ:内蔵105GB(メモリーカード不要)
- バッテリー:2,150mAh。8K/30fpsで約100分、6K/24fpsの省電力モードで約190分
- その他:NFCによるクイック起動・データ転送、1/4インチネジ穴+マグネット式クイックリリース、Osmo Actionシリーズのバッテリー・アクセサリーと互換、DJI Mic 2/3/Miniのデュアルマイク対応
- ――注意――
- 現時点では中国での発表・発売です。日本での価格・発売時期は未発表のため、この記事では購入ボタンを付けていません
昨日この場で紹介したInsta360 X6の翌日にこれが来る、というのが今回いちばん面白いところです。360度カメラのトップ2が、ほぼ24時間差で新型をぶつけてきたわけで、これは買う側にとっては悪い話ではありません。スペックだけ並べると、X6が8K/50fpsに対してOsmo 360 IIは8K/60fps、ダイナミックレンジはX6の13.5ストップに対して14.5ストップと、数字上はDJIが一枚上に見えます。ただ、この手の数字はカタログ上の差がそのまま実写の差になるとは限らないので、そこは実機レビューが出てからの判断だと思っています。個人的にいちばん評価したいのは、正直スペック表ではなく「レンズを自分で交換できるようにした」という一点です。360度カメラを持ち歩いていると、レンズは本当に傷つきます。ポケットに入れた、机に置いた、その程度で入った小さな傷が、全周映像だと必ず目立つ位置に来る。それをメーカー送りにせず自分で直せるというのは、日常的に持ち出す人ほど効いてきます。内蔵105GBでメモリーカード不要というのも地味に大きくて、旅行先で「カードが足りない」「カードを忘れた」が起きません。一方で、正直に書いておくと今の日本のユーザーにとっては、まだ「見るだけ」の製品です。中国での発表であって、日本の価格も発売日も出ていません。今すぐ360度カメラが必要なら、昨日発売されたInsta360 X6を買うのが素直な選択です。逆に、買い替えを数か月待てる人は、この2台が出そろってから比べたほうが確実に良い買い物になります。急いでいないなら、今は待ちで良いと思います。
▶ 参考:気になる、記になる… – DJI、新型360度アクションカメラ「DJI Osmo 360 II」を中国で8月13日に発表へ / udn科技玩家 – DJI Osmo 360 II 全景相機開賣!8K 60fps、交換式鏡片 / とるなら – DJIがOsmo 360 IIの発表を予告
2. ASUS ROG Swift OLED PG34WCDN:文字が読みやすいOLEDが、本日23万2,920円で発売
2本目は、今日そのまま買えるゲーミングモニターです。ASUS JAPANが8月12日に発表した34型ウルトラワイドゲーミングモニター「ROG Swift OLED PG34WCDN」が、本日8月14日(金)から全国の家電量販店・ECサイトで順次発売されます。市場想定価格は23万2,920円前後(税込)です。売りはタンデムRGB QD-OLEDパネルで、RGB OLEDを搭載したゲーミングモニターとしては世界初※とうたわれています。※2026年1月時点、ASUS調べ。解像度は3440×1440(UWQHD)の21:9、曲率1800Rの湾曲パネルで、最大360Hz・応答速度0.03ms(GTG)。従来のQD-OLEDが苦手としていた文字まわりの色ズレ(カラーフリンジ)を、RGBストライプ配列のサブピクセルで抑えたのが今回の最大のポイントです。
主なスペック:
- 製品名:ASUS ROG Swift OLED PG34WCDN
- 発表:2026年8月12日/国内発売:2026年8月14日(金)
- 市場想定価格:23万2,920円前後(税込)
- パネル:34型 タンデムRGB QD-OLED、曲率1800R
- 解像度・比率:3440×1440(UWQHD)/21:9
- リフレッシュレート:最大360Hz
- 応答速度:0.03ms(GTG)
- サブピクセル:ROG RGB Stripe Pixel(文字周辺のカラーフリンジを低減)
- コーティング:BlackShieldフィルム(黒レベルの認識を最大40%向上、耐擦傷性は従来QD-OLED比2.5倍)
- 焼き付き対策:ASUS OLED Care Pro(近接センサー連動)
- 同期技術:NVIDIA G-SYNC Compatible/AMD FreeSync Premium Pro
- HDR:VESA DisplayHDR 500 True Black
- 入出力:DisplayPort 1.4(DSC)×1、HDMI 2.1×2、USB Type-C(DP Alt Mode/最大90W給電)
- ――注意――
- 本日が発売日で、執筆時点ではAmazon・楽天の商品ページが確認できなかったため、この記事では購入ボタンを付けていません
ウルトラワイドの有機ELというと「ゲームは最高、でも仕事の文字がにじむ」というのが、ここ数年ずっと付いて回った弱点でした。原因はサブピクセルの並び方で、従来のQD-OLEDは三角形に近い配置だったため、Windowsの文字レンダリングと相性が悪く、細い文字のフチに色が乗って見える。今回のRGBストライプ配列は、そこに正面から手を入れてきた世代です。個人的には、360Hzという数字よりこっちのほうがずっと価値があると思っています。ゲーミングモニターを買う人の大半は、そのモニターで仕事もするからです。「ゲーム用に買ったのに、資料を読むときだけ別のモニターを見ている」という状態がなくなるなら、それは十分に買う理由になります。BlackShieldで黒の見え方が最大40%改善、傷への強さが2.5倍というのも、光沢パネルの映り込みに悩んできた人には効くはずです。ただ、23万2,920円というのは、モニター単体としてはかなり上のクラスです。同じ予算で、そこそこのゲーミングPCが1台組めてしまいます。それに360Hzを本当に使い切れるのは、対戦FPSをかなり本気でやっている人だけで、3440×1440で360fpsを安定して出そうとすると、GPU側にも相応の投資が必要になります。この価格に見合うのは、「ゲームも仕事も、この1枚で完結させたい」という人。逆に、ゲーム専用と割り切れるなら、もう少し安いOLEDでも満足度は高いと思います。本日発売なので、店頭で実物の文字を見てから決められるのがありがたいところです。
▶ 参考:ASCII.jp – 世界初RGB OLED搭載、ASUS「ROG Swift OLED PG34WCDN」が登場 360Hz対応34型ゲーミングモニター / AV Watch – ASUS、世界初RGB QD-OLEDパネル採用ゲーミングモニタ / PR TIMES(ASUS JAPAN) – ROG、世界初のRGB OLEDゲーミングモニター「ROG Swift OLED PG34WCDN」を発売
3. サンワサプライ 400-BTTWS8:ノイキャン+外音取り込み+マルチポイントで3,980円
3本目は、価格から入る一本です。サンワサプライが8月12日、アクティブノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン「400-BTTWS8」を発売しました。直販サイト「サンワダイレクト」限定で、価格は3,980円(税込)です。ANCは周囲の騒音を最大25dB低減し、外音取り込みモードも搭載。2台同時接続のマルチポイントにも対応します。ドライバーは10mm径で再生周波数帯域は20Hz〜20kHz、Bluetooth 5.4接続。連続再生はANCオフで約6.5時間、ANCオンで約5.5時間、充電ケース併用で最大約24時間。防水はIPX4で、通話用マイクにはENCノイズキャンセリングが入っています。イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズ付属、片耳4.1gと軽量です。なお、発売時にはケータイ Watchが3,618円と報じていますが、執筆時点のサンワダイレクトでの販売価格は3,980円(税込)でした。
主なスペック:
- 製品名:サンワサプライ 400-BTTWS8
- 発売:2026年8月12日(火)
- 価格:3,980円(税込・サンワダイレクト直販限定)
- ノイズキャンセリング:アクティブノイズキャンセリング(周囲の騒音を最大25dB低減)
- 外音取り込み:対応
- マルチポイント:2台同時接続に対応
- ドライバー:10mm径/再生周波数帯域 20Hz〜20,000Hz
- Bluetooth:5.4
- 対応コーデック:SBCのみ
- 連続再生:イヤホン単体でANCオフ約6.5時間/ANCオン約5.5時間、充電ケース併用で最大約24時間
- 防水:IPX4
- マイク:ENCノイズキャンセリング対応
- 付属イヤーピース:XS/S/M/Lの4サイズ
- 重量:片耳 約4.1g
- ――注意――
- サンワダイレクトの直販限定販売で、執筆時点ではAmazon・楽天の商品ページが確認できなかったため、この記事では購入ボタンを付けていません
4,000円を切るANCイヤホンというだけなら、いまや珍しくありません。ただ、その価格帯の製品は「ノイキャンは付いているが、それ以外が削られている」ことがほとんどです。その意味で今回の400-BTTWS8は、削り方のバランスがうまいと思いました。外音取り込みとマルチポイントを両方残してきたのがポイントで、この2つは日常での体感差が大きい機能です。外音取り込みがあればレジや駅のアナウンスで外さずに済みますし、マルチポイントがあればPCとスマホを行き来するときにいちいち繋ぎ直さなくていい。この価格でその2つが揃うのは、正直かなり優秀です。イヤーピースが4サイズ入っているのも地味に良くて、安いイヤホンは「サイズが合わなくて低音が出ない=そもそも本来の音を聞けていない」ということが起きがちなので、選択肢が多いのは効きます。一方で、割り切りが必要な点もはっきりしています。まずコーデックがSBCのみ。AACにも対応していないので、iPhoneで使うなら音質面では期待しすぎないほうがいいです。ANCオンでの単体再生が約5.5時間というのも、フライトや長時間の在宅ワークで付けっぱなしにするには少し心もとない。ケース込みで24時間あるとはいえ、こまめに戻す前提の設計です。おすすめできるのは、「メインは別に持っていて、通勤やジム、なくしても痛くない外用にもう1つ欲しい」という使い方。逆に、これ1台で音楽をじっくり聴きたい人は、もう少し予算を足してAAC・LDAC対応の機種を選んだほうが満足度は高いと思います。
▶ 参考:AV Watch – 3980円でANC搭載、最大24時間再生イヤフォン / ケータイ Watch – サンワサプライ、ノイキャン&外音取り込み対応の完全ワイヤレスイヤホン「400-BTTWS8」発売 / サンワダイレクト – 400-BTTWS8 製品ページ
今日の一推しはDJI Osmo 360 IIです。日本ではまだ買えないのに一推しにした理由は、この1本が「今日の買い物の判断」を変えるからです。昨日ここで紹介したInsta360 X6は、今まさに発売されたばかりの360度カメラの新フラッグシップでした。そこにちょうど24時間差で、DJIが8K/60fps・ダイナミックレンジ14.5ストップという数字をぶつけてきた。つまり今は、360度カメラの世代交代がまさに起きている最中です。今日いちばん伝えたいのは「急いでいないなら、今週は買わないほうがいい」ということ。数か月待てるなら、2台が出そろって実機レビューが並んでから選んだほうが、確実に良い買い物になります。逆に、お盆休みの旅行に間に合わせたいなら、話は別です。その場合は日本で今日買えるInsta360 X6一択で、Osmo 360 IIは日本での価格も発売日も出ていないので、待っても間に合いません。個人的にこの新型で評価しているのはスペックより「レンズを自分で交換できるようにした」という設計判断のほうで、持ち歩く道具として正しい方向に進化していると思います。まずは日本での発表を待ちつつ、X6のレビューが出そろうのを眺めておく——それが今週いちばん賢い動き方だと思います。
今日は、昨夜中国で発表されたDJI Osmo 360 II、本日発売のASUS ROG Swift OLED PG34WCDN、そして4,000円を切るANCイヤホンのサンワサプライ 400-BTTWS8をピックアップしました。昨日のInsta360 X6から続けて、360度カメラは完全に動きの季節に入りましたね。気になるものがあればコメントで教えてください。それでは今日も良い一日を!
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