おはようございます、ガッキーです。
2026年8月16日(日)。お盆最終盤の日曜ですが、昨日は「耳」「指」「手元」でそれぞれ動きのあるニュースが出そろいました。1本目は、Nothingのサブブランド初のイヤーカフ型イヤホン「CMF Clip Pro」。昨日8月15日に国内発売、12,800円で3点式クリップとLDACを積んできました。2本目は、ガーミン初のスマートリングかもしれない「CIRQA SMART RING」。インドネシアの認証データベースに一時掲載され、翌日には削除された案件で、※現時点ではガーミン公式発表前のリーク情報です。そして3本目は、EPOMAKERの75%キーボード「RT75」。1.54インチの小さな液晶を右上に載せ、外して4つのキーに差し替えることもできる変わり種です。今日の一推しは1本目のCMF Clip Pro。イヤーカフ型がひしめく1万円台前半に、LDACと3点支持を持ち込んできたのが理由です。
1. CMF Clip Pro:3点式クリップとLDACを積んだ12,800円のイヤーカフ型が国内発売
1本目は、今日の一推しです。Nothing Technology Japanが8月15日、サブブランドCMFとして初めてのイヤーカフ(クリップ)型オープンイヤーイヤホン「CMF Clip Pro」を国内発売しました。価格は12,800円(税込)で、カラーはライトグレー・ダークグレー・コーラルの3色。発表自体は8月4日で、米国・英国・日本の3市場で8月15日に同時発売という流れです。売りは「トライアングル構造の3点式クリップ」で、耳への圧力を3か所に分散させて長時間つけても痛くなりにくい設計。C字ブリッジには0.5mmのチタンワイヤーが芯として入っていて、耳の形に合わせて曲がります。片耳5.9gと軽い部類です。音のほうは10.8mmのデュアルマグネットドライバーにウルトラベーステクノロジーを組み合わせ、LDAC・AAC・SBCに対応してハイレゾオーディオ認証も取得。Bluetooth 5.4で2台同時接続のマルチポイントに対応、防塵防水はIP54。再生時間は単体で最長10時間、ケース込みで最長32.5時間、10分の急速充電で最長4時間再生できます。そしてCMFらしいのが充電ケースの物理ダイヤルで、音量調整・再生操作・着信応答がケースで完結します。
主なスペック:
- 製品名:CMF Clip Pro(CMF by Nothing)
- 発表:2026年8月4日/国内発売:2026年8月15日(金)
- 価格:12,800円(税込)
- カラー:ライトグレー、ダークグレー、コーラル
- 形状:イヤーカフ(クリップ)型オープンイヤー/トライアングル構造の3点式クリップ、C字ブリッジに0.5mmチタンワイヤー
- 重量:片耳 5.9g
- ドライバー:10.8mm デュアルマグネットドライバー(ウルトラベーステクノロジー)
- コーデック:LDAC/AAC/SBC(ハイレゾオーディオ対応)
- Bluetooth:5.4/2台同時接続(マルチポイント)/低レイテンシーモード
- 再生時間:単体 最長10時間、ケース込み 最長32.5時間/急速充電10分で最長4時間
- 防塵防水:IP54
- 通話:HDマイク+ボイスピックアップユニットのクリアボイステクノロジー
- ケース:物理ダイヤル搭載(音量・再生操作・着信応答)
- アプリ:Nothing X(低音3段階調整、紛失イヤホン検索、ファームウェア更新など)/Google Fast Pair・Microsoft Swift Pair対応
- ――注意――
- 執筆時点ではNothing公式ストア(jp.nothing.tech)での販売は確認できましたが、Amazon・楽天の商品ページは確認できませんでした。この記事では購入ボタンを付けていません
イヤーカフ型は今いちばん競争が激しいカテゴリで、正直「またか」と思う人も多いはずです。ただ、1万円台前半でLDACに対応しているイヤーカフ型は、実はまだ多くありません。開放型は構造上どうしても音がスカスカになりがちなので、コーデック側で情報量を確保してくる姿勢は評価したいと思います。10.8mmという口径もこの形状としては大きめで、低音を意識した作りなのが伝わってきます。個人的にいちばん気になっているのは「3点式クリップ」の装着感です。イヤーカフ型は「痛くない」と「落ちない」がトレードオフになりやすく、ここをチタンワイヤー+3点支持でどこまで両立できているかが、この製品の評価を決めると思っています。ケースのダイヤルもCMFの製品を触ったことがある人ならわかる、地味に便利な仕掛けです。ポケットの中で音量を回せる、というだけで通勤中のストレスがひとつ減ります。一方で、期待しすぎないほうがいい部分もあります。まずノイズキャンセリングはありません。開放型なので当然ですが、電車の中で音楽に没入したい人向けではない。それからIP54は汗や小雨には耐えますが、ランニングで大量に汗をかく人や、シャワーまで想定する人には少し心もとない数字です。おすすめできるのは、「1日中つけっぱなしで、周囲の音を聞きながら音楽やポッドキャストを流したい」人。デスクワーク中心の人や、家事の合間に耳を空けておきたい人にはかなり良い選択肢だと思います。逆に、遮音して音楽に浸りたい人は、同じCMFでもカナル型のBudsシリーズを見たほうが幸せです。
▶ 参考:PR TIMES(Nothing Technology Japan) – Nothingからクリップ型オープンイヤーイヤホン「CMF Clip Pro」が初登場 / 気になる、記になる… – Nothing、同社初のイヤーカフ型イヤホン「CMF Clip Pro」を国内で発売 / Smart Watch Life – Nothing初のクリップ型オープンイヤー「CMF Clip Pro」が8月15日発売|12,800円、3点式クリップと10.8mmドライバー搭載
2. Garmin CIRQA SMART RING:認証データベースに一時掲載、ガーミン初のスマートリングか ※発表前のリーク
2本目はウェアラブルで、※現時点ではガーミン公式発表前のリーク情報です。発表され次第アップデートします。 インドネシアの通信機器認証データベース「e-Sertifikasi」に8月12日、「CIRQA SMART RING」という名前のガーミン製品が掲載され、翌13日には削除されていたことが、海外メディア各社に続いて8月15日に国内でも報じられました。申請者はPT Garmin Indonesia Distribution、製造国は台湾、証明書番号は125338/DJID/2026で、カテゴリはフィットネス製品として登録されていたとのことです。「CIRQA」はガーミンが今年から展開している画面のない薄型ウェアラブルのファミリー名で、すでにスマートバンドの「Garmin CIRQA」(睡眠・ストレス・回復の計測に特化)が存在します。つまりその姉妹機として、指輪型が準備されている可能性がある、というのが今回の読み筋です。ガーミンは公式コメントを出しておらず、掲載が製品計画によるものか、登録ミスだったのかは現時点でわかりません。
わかっていること:
- 製品名(登録名):CIRQA SMART RING
- 掲載先:インドネシア 通信機器認証データベース「e-Sertifikasi」
- 掲載日:2026年8月12日/削除:2026年8月13日
- 申請者:PT Garmin Indonesia Distribution
- 製造国:台湾
- 証明書番号:125338/DJID/2026
- 登録カテゴリ:フィットネス製品
- CIRQAとは:ガーミンの「画面なし・薄型ウェアラブル」のファミリー名。既存のCIRQAスマートバンドは睡眠・ストレス・回復のトラッキングに特化
- 背景:ガーミンは2024年の時点で「腕時計のほうがバッテリーとセンサーの搭載スペースを確保でき、運動中の計測にも向く」としてリング型に否定的な見解を示していた。2026年7月29日の決算説明会でCEOは「新しいカテゴリに参入し、新しいものを探求する傾向がある」と述べたが、スマートリングの開発は認めていない
- ――注意――
- ガーミン公式の発表・コメントはありません。この記事では購入ボタンを付けていません
「認証データベースに載って消えた」というのは、ガジェット界隈ではかなり強めのシグナルです。認証は製品を出荷する直前の工程なので、少なくとも「試作段階の思いつき」ではなく、販売会社名義で実物が申請されていることになります。しかも消されたということは、出るべきタイミングより早く見えてしまった、と読むのが自然でしょう。個人的にこのニュースを面白いと思うのは、ガーミンが2年前に「指輪はやらない」と明言していたブランドだからです。腕時計で健康を測る会社としては、当時の理屈は筋が通っていました。それが「CIRQA」という画面なしバンドを出し、その名前でリングまで用意しているとすれば、「24時間つけっぱなしのデバイスは、腕時計だけでは取りこぼす」とガーミン自身が認めたことになります。Oura、Samsung、Ultrahumanと並ぶ選択肢に、ガーミンのアルゴリズムで動く指輪が加わるなら、ランニングやトレーニングでガーミンの時計を使っている人にとっては、「昼は時計、寝るときは指輪」でデータが1つのアプリにまとまるのがいちばんの魅力になるはずです。ただし、今日の時点では何も確定していません。価格も、発売時期も、日本で出るかどうかもわからない。認証データベースの掲載が誤りだった可能性もゼロではありません。この記事は「ガーミンの指輪が近いかもしれない」というサインの共有であって、買い物の判断材料ではないので、そこは切り分けて読んでもらえればと思います。既存のCIRQAバンドの日本展開が今後どうなるかも含めて、続報を追います。
▶ 参考:財経新聞 – Garminの未発表「CIRQA SMART RING」が認証DBに一時掲載、スマートリング参入の可能性 / Notebookcheck – Garmin CIRQA smart ring appears in certification database / Gadgets & Wearables – Garmin CIRQA Smart Ring appears in Indonesian certification database
3. EPOMAKER RT75:右上に「外せる1.54インチ液晶」を載せた75%キーボード
3本目はキーボードです。EPOMAKERが75%レイアウトのメカニカルキーボード「RT75」を発表し、公式サイト(epomaker.com)で販売を始めています。価格は91.79ドル(通常107.99ドル)で、スイッチによって数ドル変わります。いちばんの特徴は右上に載った着脱式の1.54インチTFT液晶で、GIFや画像、時計、接続状態やバッテリー残量などのシステム情報を表示できます。そしてこの液晶ユニットは外して「4つのキー」に差し替えられるので、飾りが不要になったら普通の配列に戻せます。中身はガスケット構造に6層の吸音・制振材を重ねた”音を作る”タイプで、キーキャップは昇華印刷のPBT・Cherryプロファイル。スイッチはホットスワップ対応(3ピン/5ピン)で、選べるのはリニアの「Creamy Jade」(押下圧45gf)と静音タクタイルの「Crystal Tactile Silent」(35gf)の2種類。接続はUSB Type-C有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothの3モード、バッテリーは5,000mAh。サイズは幅352×奥行142×高さ45mm、重量約1,165gで、カラーはマットグレー、レトロホワイト、ファーングリーンの3色です。
主なスペック:
- 製品名:EPOMAKER RT75
- 発表・販売開始:2026年8月15日(国内メディア報道)/EPOMAKER公式サイトで販売中
- 価格:91.79ドル〜(通常107.99ドル。スイッチにより変動)
- レイアウト:75%
- 液晶:着脱式 1.54インチTFT(GIF・画像・時計・システム情報の表示)。取り外して4つのキーに差し替え可能
- 構造:ガスケットマウント+6層の吸音・制振材
- スイッチ:ホットスワップ対応(3ピン/5ピン)。Creamy Jade(リニア・45gf)/Crystal Tactile Silent(静音タクタイル・35gf)
- キーキャップ:PBT 昇華印刷、Cherryプロファイル(Mac用モディファイアキー付属)
- 接続:USB Type-C有線/2.4GHzワイヤレス/Bluetooth の3モード
- バッテリー:5,000mAh
- サイズ・重量:幅352×奥行142×高さ45mm/約1,165g
- カラー:マットグレー、レトロホワイト、ファーングリーン
- ――注意――
- 執筆時点で確認できた販売チャネルはEPOMAKER公式サイト(ドル建て)のみで、国内価格・Amazon・楽天の商品ページは確認できませんでした。この記事では購入ボタンを付けていません
キーボードに小さな液晶を載せる流れはここ1〜2年で増えていますが、たいていは「付いているだけ」で外せません。RT75の面白いところは、その液晶を”外して4キーに戻せる”点で、飽きたら普通のキーボードとして使い続けられるのは、地味に長く付き合える設計だと思います。ガスケットに6層の吸音材、PBTのCherryプロファイルという構成は、この価格帯で「打鍵音を作り込む」定番の組み合わせで、EPOMAKERはこの手のコスパ勝負を何度もやってきているメーカーなので、そこは安心して見ていられます。3モード接続に5,000mAhというのも、デスクトップとノートPCを行き来する人にはちょうどいい。ただ、正直に書くと1,165gはかなり重いです。据え置き前提で、持ち運びは考えないほうがいい。高さ45mmもパームレストが欲しくなる数字なので、手首の負担が気になる人は用意しておいたほうがいいと思います。そして今のところ買えるのはEPOMAKER公式サイトのドル建て販売だけで、送料や関税、日本語配列の有無を含めて、国内で気軽に買える状態にはまだなっていません。おすすめできるのは、「打鍵音とデスク上の見た目にこだわりたくて、キーボードは持ち歩かない」人。海外通販に抵抗がなければ、この価格で試せる遊び心のある1台です。逆に、仕事道具として今すぐ確実に欲しい人は、国内で流通してからでも遅くないと思います。
▶ 参考:エルミタージュ秋葉原 – 着脱式1.54インチ液晶を搭載、EPOMAKERの75%キーボード「RT75」 / EPOMAKER – EPOMAKER RT75 製品ページ
今日の一推しはCMF Clip Proです。イヤーカフ型は今いちばん製品が多いジャンルですが、1万円台前半でLDAC対応・10.8mmドライバー・ケース込み32.5時間、そこに3点式クリップとケースのダイヤルまで載せてきたのは、素直に「うまいところを突いてきた」と思います。刺さるのは、耳を空けたまま1日中音を流していたい人。デスクワーク、家事、散歩、そのあたりの「ながら聴き」を主戦場にしている人には、Nothing系のデザインも含めて満足度は高いはずです。逆に、ノイキャンで音楽に没入したい人には向きません。そこは同じ価格帯のカナル型を選んでください。今日いちばん伝えたいのは、装着感だけは実物で確かめてほしいということ。イヤーカフ型は「痛くない」と「落ちない」の両立が製品ごとにまるで違うので、3点式クリップの謳い文句が自分の耳で成立するかは、試してから決めるのが確実です。なお、執筆時点で確認できた販売チャネルはNothing公式ストアのみで、Amazon・楽天の商品ページはまだ見つけられませんでした。見つかり次第、この記事にボタンを追加します。
今日は、昨日国内発売されたイヤーカフ型のCMF Clip Pro、認証データベースに一瞬だけ姿を見せたGarmin CIRQA SMART RING、そして外せる液晶を載せたキーボードEPOMAKER RT75をピックアップしました。ガーミンの指輪は、正式発表が来たら改めて掘り下げます。気になるものがあればコメントで教えてください。それでは今日も良い一日を!
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