こんにちは、ガッキーです。
今回は、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の完全ワイヤレスイヤホン「Air6 Pro」をレビューしていきます。
LDAC、aptX Lossless、Dolby Audio、ノイズキャンセリング、ワイヤレス充電。この「全部入り」が税込12,380円で手に入ります。正直、この構成でこの価格は普通ではありません。VGP2026 SUMMERでも金賞を受賞しているモデルです。
実際に使い込んでみて、一番驚いたのはノイズキャンセリングの「効き方」でした。良かったところも、気になったところも、いつも通り正直にお伝えします。
この記事でわかること
先に結論
ノイズキャンセリングが結構優秀な、中低音よりのコスパ強強イヤホンです。特にアプリの「適応型」ノイキャンが面白く、電車の走行音はしっかり消しつつ、車内アナウンスの人の声は耳に通してくれます。音質・アプリ・ANCと全体的に完成度が高く、税込12,380円という価格を考えると非常に満足度の高い一台でした。
おすすめしたいのは、電車通勤の方と、全部盛りのスペックを安価に手に入れたい方。逆に、カナル型が苦手な方にはおすすめしにくいです(本体がやや大きめで圧迫感を感じる可能性があります)。
SOUNDPEATS Air6 Proのスペック・価格
| 製品名 | SOUNDPEATS Air6 Pro |
|---|---|
| 価格 | 12,380円(税込) |
| 発売日 | 2026年8月28日 |
| タイプ / カラー | カナル型 / ブラック |
| ドライバー | 11mm PU+PMI複合振動板(Air Series Tuning Gen2) |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LC3 / LDAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless |
| 音質関連 | Snapdragon Sound対応 / 最大96kHz・24bit / ハイレゾワイヤレス認証 / Dolby Audio対応 |
| ノイズキャンセリング | ハイブリッド方式・片側4基/計8基マイク・公称最大58dB |
| 重量 | 約4.82g(片耳)/約51.95g(ケース込み) |
| 防水 | IPX5 |
| 接続 | Bluetooth 6.0 / マルチポイント2台対応 |
| 再生時間(公称) | イヤホン単体 最大約12時間 / ケース併用 最大約52時間 ※AACコーデック・音量60%・ANC OFF時の測定値 |
| 充電 | USB-C / ワイヤレス充電対応・急速充電対応 |
| 受賞 | VGP2026 SUMMER 金賞 |
この構成が1万円台前半に収まっているのが、Air6 Pro最大の特徴です。SOUNDPEATSはイヤホンを専門で16年やっているメーカーで、いわゆる「コスパの良いイヤホン」の代表格のようなブランド。その最新モデルがこれ、というわけです。
デザイン・装着感

まずケースから。正直に言うと、若干プラスチッキーな感じはあります。ただ、フロント部分にサウンドピーツのロゴがブロンズの板に刻印されていて、これが少しオシャレな印象を醸し出しています。形は楕円形で持ちやすく、ポケットにもスッと入る形状です。
フタは大きくカパッと開いて、イヤホンはかなり取り出しやすい。ただし収納されている向きが外向きなので、耳から外して戻すときに一度クルッと返す必要があります。ここは地味に気になるポイントでした(後述します)。
イヤホン本体は、耳に入れる部分の大きさがやや大きめの印象。耳の穴が小さめの方は、カナル型の圧迫感をさらに感じるかもしれません。一方で、いわゆる「うどん」の部分の長さは長くも短くもなくちょうどよく、質感も色味も安っぽさは感じませんでした。左右のL/R刻印もしっかり振ってあります。

装着感は、片耳約4.82gと数字上はかなり軽い部類。そして地味に嬉しいのが、イヤーピースが装着済みのものを含めて合計5サイズ入っていることです。これだけサイズ調整の幅があれば、大体の耳には合わせられるはずです。
実際に装着してみると、思ったよりは圧迫感が少なく、遮音性もそこそこ高いという印象。見た目の大きさほど重さも感じません。2〜3時間つけっぱなしで音楽や映画をいろいろ試しましたが、若干「つけているな」という感覚はあるものの、痛くなることはありませんでした。
音質|中低音より、EQとDolby Audioで化ける

Air6 Proには、SOUNDPEATS独自の音質向上技術「Air Series Tuning Gen2」が入っています。ドライバーは11mmで、振動板はPUとPMIという2つの素材の複合構造。PUの柔軟性とPMIの軽さを組み合わせることで、低音の力強さから高音の繊細さまで自然に鳴らす、というのがメーカーの狙いです。ボーカルの厚みと温かみが特徴で、長時間聴いても刺さりにくく疲れにくい音を目指した、という説明でした。
コーデックはLDAC、aptX Lossless、aptX Adaptive、LC3に対応。Snapdragon Sound対応で最大96kHz/24bit、ハイレゾワイヤレス認証も取得しています。さらにDolby Audioにも対応。この価格帯でここまで盛ってくるかというラインナップです。
私は普段iPhoneをメインで使っているので、接続はAACになります。LDACやaptX Losslessについては、対応しているAndroid端末でも聴いてみました。
そのうえで実際に聴いた感想ですが、音質はどちらかというと中低音を重点的に、という印象です。フラットの状態だと中低音がメインの鳴り方で、ボーカルの聞こえ方もそこそこ良い。ドンシャリというより「ドンが強めのシャリ」といった感じでしょうか。
フラットのままだと「めちゃくちゃ抜け感がいい」というタイプではないのですが、アプリでいろいろ調整していくと自分好みにいじれるのがすごく良い。個人的には、EQのプリセット「ロック」で聴くのが一番抜け感が良く、音楽を聴くうえで適していたかなと思います。
そしてDolby Audioをオンにすると、音が前に出てくる印象があります。これは四六時中オンにして使うべきだと思いました。さらにLDACで聴くと、音の粒立ちというか、解像度が増した印象がありました。
iPhoneのAACメインで使いましたが、この価格帯のイヤホンとして考えると、音質に曇ったような感じはまったくありませんでした。ただ、音場は少し狭いかなという印象。とはいえ、この価格帯を考えれば十分許容範囲です。
ノイズキャンセリング|「消しすぎない」のが面白い

ここがAir6 Proの一番の推しポイントです。
方式はフィードフォワードとフィードバックを組み合わせたハイブリッド方式。マイクを片側4基、合計8基積んでいて、メーカー公称の消音性能は最大58dB。自社の歴代ANC搭載モデルの中でもトップクラス、とのことです。
ただ「最大◯dB」という表現は、一番条件がいいときのカタログ値。実際の使用環境でどう感じるかは別の話なので、駅のホームや人混みの中など、いろいろな場所で使ってきました。
結果として、ノイキャンは結構効きます。電車のホームでの騒音をかなりかき消してくれる。エアコンなどのノイズも当然消えますし、効きの強さは価格を考えると十分です。
そして、ここが面白いところ。電車の走行音はかき消してくれるのに、車内アナウンスの人の声は聞こえてくるんです。これはアプリで設定できる「適応型」のノイキャンにしているからだと思いますが、騒音は消して、人の声だと判断したら耳に通す。かなりすごい技術ですし、単純に面白い。電車通勤の方には結構刺さる性能だと思います。
一方で、効きが強いぶん、ノイキャン特有の「キューッ」とした耳が詰まる感じもあります。ここは仕方がないところかなという印象です。
⚠️ 風切り音は少し気になるかも
イヤホン本体が少し大きめな分、耳からはみ出る部分が大きいのが原因なのか、風が強いと風切り音が少し大きく感じるときがありました。アプリのノイキャン設定で風切り音を抑えるモードも選べますが、効果が強烈かと言われると、個人的にはそこまで変わらない印象です。イヤーピースをきつめのサイズにすれば、少しは軽減されるかもしれません。
外音取り込み・マイク品質

外音取り込みモードは、つけたまま周りの音を聞けるモードです。アプリを見ると「人の声の強調」「標準的な外音取り込み」「屋外」など、いくつかのモードが選択できます。ただ、そんなに劇的に変わる印象は正直ありません。少し変わるかな、という程度。個人的には適応型にしておくのが一番のおすすめです。
マイク品質については、実際にこのイヤホンのマイクで録音した音声を動画に入れています。静かな環境に加えて、足元でロボット掃除機を爆音で動かした状態でも録音してみました。通話ノイズキャンセリングはCVC8.0、風対策としてSWR防風にも対応しています。実際の聞こえ方は本編動画で確認してみてください。
アプリ・操作・接続

操作はタップと長押し。再生停止、音量、通話、ノイキャンのモード切り替えと、一通りの操作がイヤホン側で完結します。音量の上げ下げまでイヤホンでコントロールできるのは、個人的に嬉しいポイントです。
そしてこの価格帯で、このアプリの完成度には正直驚きました。できることを挙げると:
- 10バンドのカスタムイコライザー(保存も可能)
- プリセット10種類
- Dolby Audioのオン/オフ
- ゲームモードのオン/オフ(遅延を抑える)
- タッチコントロールの無効化
- 装着検出のオン/オフ
- マルチポイントのオン/オフ
- 操作の割り当てカスタム
装着検出も搭載していて、片耳を外すと一時停止します。ゲームモードをオンにすれば多少遅延は減りますが、ガチの音ゲーはちょっと厳しいかもしれません。これらをすべてアプリでオン・オフできるのが良いところです。
接続はBluetooth 6.0で、マルチポイントの2台同時接続にも対応。パソコンで作業しながら、スマホに来た着信をそのまま取る、という使い方ができます。
⚠️ LDACとマルチポイントは同時に使えません
これは公式にも明記されています。Androidで「LDACの高音質で聴きたい」というときは、マルチポイントをオフにする必要があります。どちらを取るかは使い方次第です。
接続の安定性は、満員電車でも途切れることはありませんでした。マルチポイントの切り替えスピードは普通で、めちゃくちゃシームレスという印象ではありませんが、実用上は問題なく使えます。片耳だけの装着でも音楽は聴けます。
バッテリー・充電
バッテリーは公式発表ベースで、イヤホン単体で最大12時間、ケースと合わせて最大52時間。急速充電にも対応していて、10分の充電で約4時間再生できるとされています。
ただし、これらの数字はノイズキャンセリングをオフにした状態での測定値です。実際は音量やノイキャンの使用時間によって変わってくるので、あくまで参考値として見てください。
充電まわりはUSB Type-Cに加えて、ワイヤレス充電にも対応。1万円台前半でワイヤレス充電まで対応しているのは、かなりポイントが高いです。
🔗 あわせて読みたい:【1年で激変】イヤーカフ型イヤホンの正解が変わりました|最新3強を徹底比較
実際に使って気になったところ

- ケースへの収納の向き:イヤホンが外向きに収納される設計なので、本体から出して耳に入れて、また戻すとなると向きが逆になります。毎回クルッと返して収納しなければならないのが、地味に気になりました。
- 操作がタッチのみ:私は個人的に物理ボタン派なので、物理ボタンもつけてほしい、というのが本音です。
- ケースのプラスチック感:若干、プラスチック感が強めです。
- 音のクリア感:この価格帯でここまで言うと厳しいのですが、もう少し音のクリア感が増すとなお良いと感じました。
- 風切り音:前述のとおり、風が強い日は少し気になる場面がありました。
とはいえ、どれも「これがあるから買うのをやめておけ」というレベルの話ではありません。税込12,380円という価格を考えれば、十分すぎる完成度です。
よくある質問
Q. SOUNDPEATS Air6 Proの発売日と価格は?
A. 発売日は2026年8月28日、通常価格は税込12,380円です。
Q. iPhoneでもLDACは使えますか?
A. iPhoneはLDACに対応していないため、接続はAACになります。LDACやaptX Losslessを活かしたい場合は、対応するAndroid端末が必要です。ただしAAC接続でも音質に不満はありませんでした。
Q. マルチポイントとLDACは一緒に使えますか?
A. 使えません。公式にも明記されており、LDACで聴くときはマルチポイントをオフにする必要があります。
Q. ワイヤレス充電に対応していますか?
A. 対応しています。USB Type-Cによる有線充電と、ワイヤレス充電の両方が使えます。
Q. 装着検出やゲームモードはありますか?
A. どちらも搭載されています。専用アプリからオン・オフを切り替えられます。
まとめ|1万円台の「全部入り」としては完成度が高い
SOUNDPEATS Air6 Pro、冒頭でお伝えしたとおり、ノイズキャンセリングが結構優秀な、中低音よりのコスパ強強イヤホンでした。
音質、アプリ、ANC、全体的に完成度が高く、価格を考えると非常に素晴らしいと思います。特に「騒音は消すのに人の声は通す」適応型ノイキャンは、実際に使ってみて一番面白かったポイントです。
こんな方におすすめ
- 電車通勤の方(ANCがかなり強力で、アナウンスも聞き取れます)
- 全部盛りのスペックを、安価に手に入れたい方
- アプリで音を自分好みに追い込みたい方
逆に、おすすめしにくい方
- カナル型が苦手な方(本体が少し大きめなので、圧迫感を感じる可能性があります)
- 物理ボタンでの操作にこだわりたい方
動画では実際の音や操作感、マイクの録音サンプルも入れているので、あわせてご覧いただけると嬉しいです。

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